河島信次さん・りかさん							
								里山食品・サングリエ
								石川県穴水町
							
						
						
							河島信次さん・りかさん							
								里山食品・サングリエ
								石川県穴水町
							
						
						20歳の頃から趣味として狩猟を続けてきた河島信次さん。能登のイノシシの質の高さに惹かれ、58歳のときに穴水へ移住しました。15年間をこの地で過ごしましたが、2024年の地震で自宅が全壊。現在は職場のある富山県に暮らしながら、週末になると穴水へ出向き、狩猟を続けています。
狩猟シーズンは、11月15日から2月15日まで。「動物の習性や地形から、動物がどこに集まるかがわかります」と二人は話します。りかさんが山で獲物を見つけ、信次さんが銃で仕留める――そんな役割分担で挑み、わずか4回の猟でシカ39頭を獲ったこともあるそうです。
「本職は運送業で、狩猟はあくまで趣味です。ただ町で獲ったイノシシがそのまま埋められてしまうのを見て、妻と一緒に“大変もったいない”と感じました。最初は自分たちで解体して配ったのですが、本来は臭みがなく脂身の融点も低くてとてもおいしい食材なのに、馴染みがないためなかなか受け取ってもらえなくて…。だったらきちんと食べられる形に整えて届けようと、2021年に里山食品を立ち上げました」と信次さん。
里山食品ではイノシシ肉をはじめとしたジビエの加工・販売を行っています。2023年にはアンテナショップ「サングリエ」をオープン。主に妻のりかさんが店を運営しています。おふたりからは里山の恵みを無駄にせず、地域の食文化へとつなげていきたいという強い思いが感じられました。
 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					



 
	

 
							
 
				 
		 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
			