東井克仁さん							
								東井栗園
								石川県穴水町
							
						
						
							東井克仁さん							
								東井栗園
								石川県穴水町
							
						
						関東で金融や広告の仕事を約10年勤めたのち、祖父の代から続く観光栗園「東井栗園」を継いだ東井さん。実は栗の食感があまり得意ではないそうです。それでも継いだ理由を尋ねると、「観光栗園だから継ぎました。ただの栗園だったらやっていないと思います。お客さんが栗拾いを楽しむ姿を見るのが好きなんです」とまっすぐに答えてくれました。
栗が少し苦手だからこそ、同じように感じる人でも美味しく食べられる工夫に詳しいようです。そのひとつが「揚げ栗」で、渋皮ごと油で揚げるのがポイントなのだとか。「いつもの栗の食感に、1つアクセントが加わると美味しく食べられるんです」と教えてくれました。
栗を大きく甘く育てるために欠かせないのが剪定作業。園内にある約400本の木を毎年4か月かけて剪定していきます。木1本にかかる時間は30分から半日ほど。それでも「盆栽みたいで面白いですよ。枝に光が当たるようにデザインを考えながら切っています」と楽しげです。
趣味は釣り。とりわけ9月後半から10月にかけてのアオリイカ釣りには目を輝かせます。「この辺で獲れる秋のアオリイカは、味が濃くて本当に美味しい! 毎年全国から釣り人がやってくるんですよ。朝にアオリイカを釣って、帰りに栗拾いを楽しむ。これが秋の最高の過ごし方ですよ」と笑顔で勧めてくれました。

(上空から見た「東井栗園」。山を切り拓いてつくられたことが分かる)
 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					



 
	

 
							
 
				 
		 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
			