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平田秀夫さん 平田農園
熊本県苓北町

平田秀夫さん

平田秀夫さん 平田農園
熊本県苓北町

天草下島の北西部に位置する苓北町。天草地方の中でも日照量が多く温暖な地域で、 潮風には天然のミネラルがたっぷり含まれていると言われます。平田さんの畑は、そんな苓北町の天草灘に面した場所に位置し、太陽の光と海からの心地よい風を受けて、柑橘類が元気に育てられていました。

全て露地栽培で、潮風を毎日受けて育つみかんや晩柑は、甘さと酸味のバランスが絶妙で、やさしい栄養がたっぷりです。

「あまくさ晩柑」は、天草の春から初夏を代表するフルーツ。品種名は「河内晩柑」ですが、天草では、収穫まで1年以上木にならせたまま酸を抜きます。花が咲き始める4月末から11~15カ月もの長い期間、樹上で果実を育むことで、一粒一粒がぷっくりとした、とてもフレッシュな晩柑に仕上がるそうです。これが「あまくさ晩柑」ブランドの特徴です。

この栽培方法では、樹上で花と実が同時に存在したり、あるいは収穫する年の異なる実が同じ木に同居したりします。私たちが訪れた平田さんの畑でも、来年に収穫する予定だというまだ青く硬い、若い実と、もう収穫を待つばかりの黄色くまるい、大きな実が隣り合わせになっていました。

この近くに晩柑畑があるという情報を手に入れて、ふらりと立ち寄った私たちを快く畑に招き入れてくださった平田さん。「天草はだいたいが山。果樹は山からできるんだよ」。平田さんのお裾分けしてくださった「あまくさ晩柑」は、山の恵みをいっぱいに詰め込んだ、最高の味と香りを持つ金色の宝石のようでした。

→平田農園さんのサイトはこちら

(今年収穫される実と、来年まで木の上で育てられる実が隣り合わせという不思議な樹上の光景)

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