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丸山拓人さん シーベジタブル
熊本県天草市

丸山拓人さん

丸山拓人さん シーベジタブル
熊本県天草市

海藻の種苗生産や量産技術の研究を進め、2016年に世界で初めて地下海水を用いたすじ青のりの陸上栽培に成功した「シーベジタブル」。もともと海底で育つ海藻を、陸上や海面でも安定して育てられるようにしました。

試験段階の施設も含めると、生産拠点は全国30ヶ所以上広がっています。海藻の栽培を通じて、持続可能な海洋環境の実現にも取り組んでいます。生産マネージャーの丸山さんたちが栽培するのは、香り高く、鮮やかな緑色の「すじ青のり」。その香りの秘密はミネラル豊富な地下海水を利用した、陸上栽培にありました。

「成長に合わせて、水槽のサイズを段階的に大きくしています。うまく光合成できる環境をつくってあげることで、色や風味もしっかり入るんですよ。 見て、綺麗な緑色でしょう」と、丸い水槽からすじ青のりをすくって見せてくれました。香りは他品種の約4倍で、鉄分やカルシウムも豊富に含まれています。

かつて南九州を中心に食されてきた海藻「みりん」は、環境変化によって資源量が激減し、“幻の海藻”と呼ばれていました。シーベジタブルは2023年、天草の地元漁師らと協力して、みりんを海面栽培で復活させました。濃い赤色とジュレのような独特な食感が特徴です。

→シーベジタブルさんの公式サイトはこちら

(幻の海藻「みりん」と、お刺身の付け合わせでお馴染みの「とさかのり」)

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