和田弥寿子さん、茂樹さんご夫妻 和田酒造
山形県河北町
和田弥寿子さん、茂樹さんご夫妻 和田酒造
山形県河北町
河北町で200年以上営まれる老舗酒蔵「和田酒造」の9代目当主である和田夫妻。全国新酒鑑評会での受賞は18回以上にのぼり、銘酒「あら玉」は、国際サミットでも振る舞われるほどの実績を持ちます。オートメーション化が進む酒造業界に、あえて逆行した手造り仕込みが和田酒造のこだわり。お米を蒸す作業に始まり、各工程に手作業を取り入れ、赤ちゃんを育てるがごとくお酒を「育て」ます。夜間、酒蔵を見回って麹の香りを嗅いで麹の生育具合を体感し、味見をし、手で触り、状態を目で見、五感をフルに使って麹菌と「会話」することで、今ここにしかないお酒がつくれるのだとか。「人間の五感でしかできない酒造り」を続けたいという信念を、200年もの間、変えることなく守り続けています。
和田酒造の酒粕は、「クダモノラクエン」でイタリア野菜の肥料として使われたり、「まきの農園」で田んぼに戻し、新たな酒米の栽培に繋げられ、町内を循環しています。洋菓子店「パティスリー・デ・ジョワ」の酒粕入りジェラートも人気です。
(取材時の翌日は本仕込み開始日でした。この日は精米などを見学させていただきました)
(今年の精米担当は、普段は農家を営む町内の方。冬、これからの仕込み時期は、農家さんたちがお手伝いに来てくださるそう。「農家の方は普段から生き物、食べ物を扱っているので、お米やお酒の扱いにも通じていて、とても助かっています」と弥寿子さん。