2021年に「株式会社ヴァイタライズ」の小海支社を立ち上げた、同社代表取締役ＣＯＯ兼小海支社長の濱野さん。コロナ禍の真っ最中に小海町に移住してきました。長野県の佐久エリアには前職からのご縁で赴任経験もあり、この地域が自分の肌に合うと感じてきました。「ここは“閉鎖的”とは真反対で、チャレンジする人を応援する風土が根付いている」と言う濱野さん。地域を盛り上げるため、いろいろなアイデアや事業の仕掛け人となってきました。廃業した養魚場を再生させてチョウザメ養殖を手がけたり、農産物に付加価値をつけ、農業課題の解決を目指すプロダクトを開発したり、本業のIT事業と並行して精力的な活動を展開。今後は、「南佐久エリアの自治体を縦断するようなコミュニケーションプラットフォームを運営して、さまざまな意見交換や発信の場としていきたい」と本業を生かしたアイデアも絶えません。

（「このユニークな古代魚が、この地域への関心を引くフックになれば」との思いで、山から湧き水を引き丁寧にチョウザメを養殖している養魚場。一般的に、チョウザメ養殖が黒字化するのは育て始めてから10年後とも言われます）