旬の食材を、シンプルな懐石料理で。
季節の味を堪能できる「四季の味 やまなか」は、町内にある一日一組限定のレストラン。昔、養蚕農家を営んでいたという井出さんの実家を改修した時、「ここで長年の夢だったレストランをやりたい」と思い立ち、今年で早14年目。「招かれた」を言う方がしっくりくるような落ち着く日本家屋で、お庭を眺めながらのコース料理。そのおいしさは、一流でありながら心身にすっと沁み入る懐かしさを併せ持ちます。全てのお料理を手がける井出さんは、病院や老人ホームで栄養士や調理師として働いていた経験の持ち主。町内各所の家庭菜園で、数十種もの野菜を育て、季節には山菜やキノコを山に採りにいきます。お重につめた色とりどりのお漬物は、目にも体にも優しい逸品。もてなしの精神溢れる心地よいお店とお料理は、地元の人たちの安らぎにもなっています。

（この日お手伝いに来ていた井出さんのお嬢さん。お重を彩るのは、旬の野菜の漬物詰め合わせ。コース料理の最後の締めでいただきます。）

（養蚕農家だった立派な日本家屋。広い御座敷からお庭を眺めながらいただくお料理は絶品です）