平出明彦さん ブロッコリー農家
長野県小海町
平出明彦さん ブロッコリー農家
長野県小海町
就農2年目。ご夫婦でブロッコリー農家を営む平出さん。30年ほど自衛隊員として全国各地に赴任してきましたが、義理の両親が体調を崩したことがきっかけで小海町で農業を引き継ぐことに。ブロッコリーを選んだのは、ご自身の好物だから。そして、同じ地区でブロッコリーを扱っている農家がいなかったことも理由の一つ。育ててみて、ブロッコリーの不思議な生命力に驚かされることが多々あるそうです。ブロッコリーは1cm刻みで規格が決まっているため、収穫は一斉の作業ではなく、花の部分の直径を測りながら、拾い切りします。1時ごろから収穫を始め、9時ころ選別して「Lサイズがちょっと足りない」となり畑に戻ると、こんなに見落としたかと思うほど、Lサイズが畑でたくさん見つかるのだそうです。つまり、その朝の数時間の間に成長しているのだそう。輸送の関係で落としてしまう葉の部分も、それだけもらいに来るご近所さんがいるほど、ケールのように味が濃く、おいしいのだそう。奥様とヘッドライトをつけて畑を行ったり来たりの収穫作業は、まるで宝探しのようです。
(ヘッドライトをつけ、収穫する鎌の柄に書いた目盛で花の部分のサイズを測りながら採る、拾い切り。)