白井涼輔さん 奥久慈水穂村
茨城県大子町

白井涼輔さん

白井涼輔さん 奥久慈水穂村
茨城県大子町

若干25歳、就農4年目のエネルギー溢れる若き米農家のエース。小さい頃から「農家になるための英才教育を受けた」というご本人のお話の通り、中学の頃には、祖父の代で終わってしまうお米づくりを継ごうと決意し、農業経営の専門学校卒業後すぐに就農。セブンイレブンのおにぎりを監修していることで有名な株式会社八代目儀兵衛主催の「お米番付」の昨年第10回大会では「アンダーファイブ部門」(昨年から新設された新規就農5年以内対象の部門)で日本一の座に輝き、総合部門でも上位4位にランクイン。一般のコンテストでは一次審査では玄米の状態を機械で審査しランクづけをするのに対し、「お米番付」では、最初から食べて審査するというのが特徴。審査員は、ヨークベニマルの恵方巻きの監修をしている「鮨よしたけ」や、京都で最も予約が取れない日本料理の名店「祇園 さゝ木」などのそうそうたる料理人の方々。同部門で白井さんはまだ2回のチャンスがあるので、「初代チャンピオンで二連覇を目指したい」と意気込みを見せています。

もともとこの地域の気候的な特徴である寒暖差を活かし、温度調節など田んぼのこまめなケアにより、甘みの強いお米に仕上げる実力は実績の通り。お米に関する新しい挑戦にも積極的で、香港にPRに行く予定もあるそう。古代米や「奥久慈なす」の生産も手がけています。「四季が感じられる田園風景が昔から大好きで、この景色を守りたい。ゆくゆくは田んぼアートやグランピング施設を立ち上げて、都心から人が遊びに来られるような場所をつくりたい」。田園風景をフックにした地域の盛り上げのアイデアもいつか形にしよう温めています。
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(写真:水を引く直前の田んぼと白井さん。この後の田植えの時期は「田んぼが鏡のようになる季節」)

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